新しいコーナー「物語のおはなし」をはじめてみました。
夜眠って見る夢は、現実ではありませんが、それを見ている間は、リアルな体験のように感じます。
だからこそ理屈は通らなくとも、他の人には意味不明でも、夢主だけは一気に腑に落ちたりします。
自分がつむぎ出した自らの物語である夢は、百聞は一見にしかずと同じ浸透度で、現実ではないのに自分の経験にもなりうるものです。
それと同じで、優れた創作者がつむぎ出した物語は、 世の多くの人までもをその世界に招き入れ、 体験を与えてくれます。
一冊の本や一本の映画、或いは写真や歌が、人生を変えてくれたという人も少なくはないでしょうし、 そこまでいかずくとも、その時の自分にぴったりくる物語に触れると、理屈抜きですっきりしたり、 元気になることはあると思います。
それは、夢に解釈は必要なく、夢を見ただけで効果があるというのと、似ている気がします。
自分の物語を語ると生きる力が湧く、と、わたくしは思っています。そしてその自分の人生を語るには、他の沢山の物語に触れることが助けになってくれるのではないかとも。
元々、物語が好きであるという個人的な趣味で、好きな本について語りたいだけじゃないか、と言われれば、それもまた本当です。理屈はともかく、こんな思いも含めて、お付き合いいただければ嬉しいです。
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